評価範囲とは、評価を受ける法人又は複数の企業を有する事業体を指します。可能な評価範囲は、以下の通りです:
- グループ/企業全体
- 特定の国/地域
- 特定の事業拠点
対象となる評価範囲は、法人名と結び付いている必要があります。
EcoVadisは、貴社とビジネスパートナーとの関係に最も直接的に関連する範囲の評価を推奨致します。これは、多くのサステナビリティに対する影響(環境、労働、人権など)は、国や地域内の特定の拠点や事業グループの運営面に関連しているため、より的を絞ったサステナビリティリスクマネジメントとパフォーマンス評価が必要なためです。
このため、国/地域または拠点レベルで実施された評価は、ベストプラクティスと改善の可能性がある分野をより良く表しています。また、具体的な是正措置について、各地域のチーム間の連携を強化し対応することが可能となります。グループ全体のサステナビリティマネジメントプログラムがある場合、拠点レベルの評価によって、組織全体のプログラムの実施状況をより明確に可視化し、管理することができます。
ただし、評価を行えない組織や事業体制があります:
- 法人格をもつ複合企業(異業種の様々な部門を有するグループなど)
- 法人格を持たない事業単位または部門
- 製造業グループ内の純粋な営業拠点(例 営業所、貿易代理店、マーケティング事業体)
- 純粋な「金融投資」持株会社(例 法人格をもつ投資ファンド)
- 製品名、商用ブランド、ブランド名
- 法人格を持たず、商業活動も行なわないNGO 、学術機関/大学、国有/政府機関
複数の現地事業拠点は、それらが単一の法人の一部である場合に限り、単一の評価に含むことができます。それ以外の場合は、単一の評価で複数の事業拠点を評価することはできません。このような場合は、各事業拠点または親会社に対して個別の評価を行います。
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