コングロマリットとは、多くの会社や事業ユニットを有している大企業のことで、無関係な業種にまたがっていることも少なくありません。それぞれの会社の運営は独立していますが、管理しているのは親会社です。多くの場合、複数の業種にまたがるコングロマリットは大規模な多国籍企業です。コングロマリットの例としては、総合商社(日本)、財閥(韓国)、ビジネスグループ、企業グループ、コンツェルン(ドイツ)などがあります。
コングロマリットでは、別々に事業を運営する比較的小規模な多数の企業の支配権を1社が所有します。コングロマリット傘下の企業には関係性がまったくなく、企業間で相乗効果が生じることはありません。こうした企業は、多数の異なる市場に参入して多角化を図ることで事業リスクを分散します。コングロマリットの子会社はお互いに独立して運営されますが、子会社の経営陣は親会社の最高幹部に直属します。
コングロマリットの評価範囲に関する基本原則
企業を評価する際、EcoVadisはまず(上記の定義に基づき)その企業がコングロマリットであるかどうかをいくつかのソースから確認し、判断します。
原則として、EcoVadisはコングロマリットを評価できません。なぜなら、大きな組織の枠組みの中にサステナビリティの問題が分散してしまうからです。多くの業種にまたがっていること、地理的にもさまざまな事業所で運営していること、影響を受ける可能性のあるサステナビリティ監査項目が多岐にわたることについて考えると、EcoVadisのグループ評価ではコングロマリットのサステナビリティパフォーマンスを正確に反映できない可能性があります。そのため、コングロマリットでEcoVadisの評価を行うのであれば、事業所や子会社、事業部のレベルで実施する必要があります。
唯一の例外として、EcoVadisがコングロマリットをグループ全体のレベルで評価できるのは、コングロマリットの売上高のうち51%を超える金額が1つの事業分野における事業活動によって生み出されている場合です。
基準が「51%を超える金額」である理由は、特定のデータベース(例:ブルームバーグ、S&P、世界産業分類基準、NAICS)に則り、51%を超えていれば主要な事業分野と見なせるためです。
加えて、同一の事業活動で同じように収益の51%を生み出しても、スコアカードに大きな影響(変動)が生じることはありません。ISIC(国際標準産業分類)の同じような分類には、類似している(またはかなり近い)基準が適用されることが普通なので、大抵の場合、質問票に反映されるのはコングロマリットの事業活動の主要な部分ということになります。
企業が51%ルールを満たしていない場合はどうしますか?
総収益の51%を超えている事業ユニットや事業部がないにも関わらず、グループ全体での評価を受けることをクライアントが望む場合、評価範囲について以下のオプションを検討します。
- 利用可能な評価範囲の中から選択する
- グループ¹
- 法人
- 事業所
- 事業部²評価を選択する
- 事業部とは、企業の一部です。事業部は、特定の事業分野で運営され特定の事業活動を行う事業体のことです。事業部内の各事業体は独立した法人であり、そうした法人は事業部自体、本社、またはグループ内の他の子会社が所有する場合があります。「事業部」というのは(法人名ではなく)単なる名称に過ぎないことがあります。
- 事業部の事業活動に関する詳細は「企業の業種(ISIC)はどのように定義されていますか?…」で確認できます。
- 事業部とは、企業の一部です。事業部は、特定の事業分野で運営され特定の事業活動を行う事業体のことです。事業部内の各事業体は独立した法人であり、そうした法人は事業部自体、本社、またはグループ内の他の子会社が所有する場合があります。「事業部」というのは(法人名ではなく)単なる名称に過ぎないことがあります。
¹コングロマリットの最上位にある親会社レベルには適用されません。
²コングロマリット企業に対する唯一の例外は、事業部自体に法人名がない場合です。それ以外は評価範囲外となります。
コングロマリットの評価を何とか行う良い方法はありませんか?
組織は、評価依頼企業との事業関係が最も深い法人組織において、EcoVadisによる評価を実施しなければなりません。
貴社の評価の優先順位付けに役立てるため、EcoVadisはコングロマリット内の特定企業に内在するリスクを分析し、優先的に評価することが推奨される重要な事業ユニットを特定することができます。
EcoVadisのCorporateプラン登録では、複数の評価を単一のプラットフォーム上で一本化できます。この登録を現在ご利用できるのは51%ルールを満たしている企業のみであることにご留意ください。今後さらに多くのサービスが提供される予定です。
詳細についてはEcoVadisサポートチーム(support.ecovadis.com)までお問い合わせください。
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