サステナブル・レイル・イニシアチブ(SRI)は、鉄道業界の一次サプライヤーから事業会社に至るまで、バリューチェーン全体のESG成熟度を促進することを目的とした業界イニシアチブです。SRIは元々、非営利団体「Railsponsible.org」を構成していた企業の一団です。Railsponsible.orgは、2023年までEcoVadisの欧州鉄道業界クライアントの1つでした。EcoVadisはこの一団を国際的に拡大し、主要な一次サプライヤーからOEMまで幅広く加入できるようにしました。最も環境に優しい物流・輸送・移動手段として広く認識されている鉄道業界において、バリューチェーンのより深いところまでESG業種別リスクの透明性を高めるには、一次サプライヤーを考慮に入れることが重要です。
同業他社と一緒にEcoVadisを活用することにより、一貫性のある評価基準を利用できるだけでなく、鉄道業界のバリューチェーンにおけるESGフットプリントの改善に貢献するよう業界全体として強くサプライヤーに呼びかけることができるため、各加入企業の持続可能な調達を加速させることができます。
2023年7月現在、以下の7社はEcoVadisのプラットフォームのSRIプールでサプライヤーのサステナビリティ評価を共有しています。2023年第4四半期から、SRI加入企業は、共有されたサプライヤー評価から業界として得られるインサイトについて話し合い、改善措置とイニシアチブ拡大に関する戦略を検討するために、四半期に一度の会合を持つ予定です。EcoVadisは、SRI担当プログラムマネージャーを任命し、このような会合の調整を行い、ベストプラクティスの共有やサプライヤーの能力開発アクティビティの計画を安全かつ独禁法に則した方法で行う場を提供します。
まだEcoVadisからの共有依頼は受けていないが、自社のEcoVadisスコアカードをSRIと積極的に共有したいとお考えの企業は、こちらからご依頼いただだくか、メールでご連絡ください。また、サステナブル・レイル・イニシアチブへの加入をご希望の場合は、こちらからメールでご連絡ください。
セクター・イニシアチブが評価受審企業にもたらすメリットについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。セクター・イニシアチブ (sector initiatives)によるメリットは?
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